先日の雪による落雪被害で、鈑金塗装ショップも忙しいようですね。
当店にも修理のお問い合わせを多く頂きましたがそろそろひと段落でしょうか。
今日のご紹介は、損傷範囲は比較的狭いのですがキツイへこみが複数ついてしまったケースです。
ホンダN-WGNのオーナー様は前橋市内からのご来店です。
不自然に線が曲がって映る場所がへこみ・歪みです。
ルーフの前側に損傷が集中していました。
単発で見てもキツイへこみが混ざっています。
ルーフの前方は裏側に補強が入っている事が多く、掛かった力が分散しない為、
大きな力が加わると複雑で深いへこみが出来やすいです。
オーナー様がお車を購入した販売店に相談したところ、修理見積もりはルーフ交換。
「ルーフ交換には抵抗があるし、鈑金修理でパテ埋めが入るのもちょっと・・・」
そんなオーナー様にとって、理想に一番近い修理方法はペイントレス・デントリペアでしょう!
そう、ペイントレス・デントリペア(塗装をせずにへこみを直す)・・・
実は今回はペイントレスではないデントリペアでの修理です。(すいません、少し屁理屈っぽいです)
塗装が必要な理由は、ルーフの前端に入ってしまっているシワのような塗装のひび割れです。
パッと見では見えないのですがライトを当ててよく確認すると・・・
赤丸の部分に細かな白い線が確認できます。(画像はパネル修正後です)
最初の現車確認時に発見して、オーナー様もこの位ならタッチアップで我慢しようか・・・と悩まれましたが
今回は車両保険を使うという事もあり、パネルの修理はデントリペアで、その後にヒビの補修はルーフ塗装でとなりました。
で、コツコツと作業を進めると・・・
映り込みもスッキリしました。
これでオーナー様の理想、「パテ埋めをしない」で塗装をする事ができます。
リフレクターボードでの確認はもちろん、天井に映る無数のスリット模様・・・
当店、天井をリニューアルしました。
これ以上無いほどに、素晴らしいお仕置き部屋っぷりを発揮してくれています。
それはさておき、
私の仕事はとりあえずここまで。この後、鈑金塗装業者さんへと運ばれます。
塗装が終わり、戻ってきたら最終確認および、必要ならば微調整を行って内装を組み付ければ
完成となります。
O様、もう少しお待ちください。
宜しくお願い致します。
ありがとうございました。