今回のご紹介は、BMW・2シリーズクーペのデントリペアです。
ヘコミの場所はボンネット
うぅ・・・
深いです。絞り切れるでしょうか・・・
恐らくぎりぎり。
オーナー様には僅かな歪が残る可能性をお伝えしました。
横から見ると丸いヘコミに見えますが、
前から見ると、ヘコミの芯が横向きになっているのがわかります。
リフレクターボードで見ると、ヘコミから離れた場所に出っ張りがあるのが見えますね。
ヘコミが出来た時の衝撃でパネルが大きくたわみ、裏骨に干渉した為です。
入庫時、すでにヘコミのまわりは鉄板の張りがなくなり柔らかくなってしまっている状態。
ヘコミの位置・深さ・形状から、大幅に鉄板が延びてしまっているので、時間を掛けてしっかりと鉄板を絞って(縮めて)いく必要がありました。
この〝絞り〟
技術力が上がれば、延びてしまった鉄板をいくらでも縮められるというわけではありませんが、
今現在多く入庫する最近の車の外板修理には必須の技術。
ですが、外からは見えず又、絞れる限界があるがゆえにご依頼者側からするとなかなかわかりづらい部分ですね。
※ 当店が重要視した【ペイントレスデントリペア国際技術者ライセンス】は、
適切な〝絞るデントリペア〟が行えるかどうかが判断されるもの。
施工店を選ぶユーザー側からは見えない部分を見える形で証明するために取得しています。
大きく鉄板が延びてしまったヘコミは〝絞らないデントリペア〟で施工すると、
ヘコミは無くなってもひどく歪みが残る、ならまだ良い方で
最悪ベコベコになってパネルが壊れてしまうのです。
美観としてはぎりぎりかと思います。
リフレクターボードで見ると少し高い(上に出ている)のです。
同じ様にオーナー様にも確認していただくのですが、
ご満足頂きホッとしました。
何事もないのが一番ですが、
もしもの時はお気軽にご相談下さい。
ご依頼ご来店、誠にありがとうございました。