今回のご紹介は、トヨタ・アベンシスワゴンのデントリペアです。
最近の流行〝派手さ〟とは無縁、質実剛健な隠れた名車と言われていますね。
普段、外から見ても気付きませんが遮音・断熱などの快適性に影響するドアガラスの厚さに納得。
レクサス並です。
ご相談いただいたヘコミは右側フロントドア。
一度、事前にお見積りでご来店。
付着物の除去及びその下に隠れている塗装傷及び塗装潰れの状態を確認、ご説明させていただきました。
確認すると、ヘコミの裏側はインパクトビーム(パイプ)。
ヘコミのすぐ前、2~3センチの部分にインパクトビームと外板の接着部分があります。
ヘコミが出来る時、裏側に何もなければトランポリンの様に鉄板が大きくたわんで戻るので
深いヘコミにはなりづらいのですが(当たる物の形状にもよります)、
今回のケースはヘコミのすぐ隣で裏側から抑えられてしまっている為
力が逃げず、大きさの割には深いヘコミになっています。
ドアの内部はオーナー様がデッドニング施工済みでしたが、
丁寧に剥がせば再使用出来そうだったので、そーっと剥がして再使用。
貼り直しも費用がかかりますからね。
納得できないドアパンチ被害を自己負担で直すのですから少しでも・・・です。
施工後。
リフレクターボードを離して確認するとインパクトビームの接着面が僅かに膨らんでいるのが見えますが、反対側も同じようなので、普段使いではまず気にならないと思います。
最後は、上から下に見下ろして確認です。
何事も無いのが一番ですが
もしもの時はお気軽にご相談下さい。
ご依頼ご来店、誠にありがとうございました。