今日のご紹介は三菱デリカD:5の左フロントドア。
少し大きめなヘコミのデントリペアです。

玉村町からのご来店。281241
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前側の小さな方は、通常のよくあるドアパンチによる約3センチのヘコミで特に問題ないのですが、
後ろ側の大きな方は・・・色々な理由でかなり問題があります・・・。281244
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ヘコミの原因はなんと〝鹿〟!!
走行中にぶつかって来たそうです。鹿って逃げないんでしょうか?それとも攻撃だったのでしょうか?
とにかく、オーナー様には大損害です。
表面の塗装には損傷が無いので、先ずはデントリペアを検討してみるのが正解なのですが、
オーナー様と一緒に損傷具合を確認して、作業中のリスク、又どのような仕上がりになるのかを
ご説明させて頂きました。
一番問題になるのがパネルが〝延びすぎている事〟
単純に大きくへこんでいるのではなく、大きく波打つように歪んでいます。その原因は281246
インパクトビームです。
へこみ全体のうち前側半分がこのパイプに押さえつけられて、ヘコミの中を外側に飛びだたせてしまっています。
しかも、パイプがドア後端まで入っていない為後ろ半分はベッコリです・・・
部分的に抑えられたまま大きくへこんでいるので、パネルが延びきってしまっています。

通常、視覚的に【元に戻った】と思える修復が不可能な場合、鈑金塗装での修理もご検討して頂きます。
一方的にデントリペアでの修理を押し付ける事は致しません。
今回もデントリペアでの予想される仕上がり状況、鈑金塗装のメリット、デメリット等時間を掛けてご検討して頂きました。

デントリペアではどのような感じに仕上がるのか・・・
ご説明に使ったのがこちら2812410
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反対側、運転席ドアの新車時からの歪みです。
私 「この歪みがもう少し大きくなった仕上がりになりますが、どうでしょうか?」
オーナー様 「デントリペアで!」

では!頑張りますよー!281247
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予想通りの仕上がりになりました。
オーナー様も「全く気になりませんね」と。

お役に立てて嬉しさを感じられる瞬間です。2812411
K様、ご来店ありがとうございました。